平和な1人暮らし生活を脅かす黒い悪魔

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最近急に暑くなりましたね。

毎年毎年思うことですが、スプリングコートやジャケットの活躍する機会が少なすぎて切なくなります。

 

さて、昨夜は我が家(賃貸)で一大事件が起きました。

寝る前にベッドで日課の筋トレとストレッチを終えてさぁ寝るぞと思ってふと天井を見上げると黒い点があるのです。

 

一瞬名前を出すのもおぞましいアイツ(小サイズ)が居るのかと思い、頭の中が真っ白になりました。裸眼ではソイツの姿がぼやけてしまい、じっと観察しているとノソノソと動いている…

アイツの動きとは確実に違ったので蜘蛛? と思いつつも不穏な気配がしたので眼鏡を装着して再度観察してみる。

 

黒くて丸くてつやっとしている…

なんとソイツは黒いてんとう虫だったのです。

 ※文字サイズでそのときの私の心音を表してみました。

 

蜘蛛と蚊を除いた虫が大の苦手な私はパニックになりました。黒いてんとう虫なんて最後に見たのはいつぶりだろう…? 日常生活の中で見かけることのない生き物が深夜に無断侵入するなんて考えられませんよね。

「エ…エ…」と戸惑いの声を出すことしかできない私。こんなときは母親にSOSを出すしかないと思い、すぐさま母親に「部屋にてんとう虫がいるんだけど。明日仕事?」と連絡。しかし無情にも返事は返ってきませんでした。

 

暑さのせいではない脇汗と手汗が吹き出してスマホを握る手が気持ち悪い。実家に非難するべきかと思い、実家までの終電を調べるとすでに終電は終わっていた…時刻は深夜1時。徒歩で1時間かければ実家に帰れるので徒歩で帰るべきか葛藤する私。

 

てんとう虫くらいでどうしてこんなに恐怖を味わわないといけないんだ…と思いながらもスマホで「てんとう虫 逃がし方」と検索。役立つような方法は出てこなかった。

 

ただ、関連記事を読むとてんとう虫は幸福の象徴だから「家に入ってきたら幸せが訪れるかも!」などと書かれていました。それからてんとう虫は益虫だから殺さず逃がしましょう、とも…

 

キャパオーバーになった私は、とりあえず電気をつけたまま寝ることにしました。虫は電気に引き寄せられるようなので電気を消したときにてんとう虫が飛び回ったら恐ろしかったからです。とりあえず電気のついた状態では大人しく天井に止まったまま飛び回ることもなかったので、無意味に布団を頭まで被り眠りにつきました。

 

頭まで被った布団が暑すぎて何度も目を覚まし、いま何時くらいだろう…とぼんやりしていた早朝にスマホの通知音が。確認すると母からでした。

母は早朝から遠出仕事のようで「てんとう虫はティッシュでポイしな。頑張れ」と書かれていて絶望しました。

 

天井を見上げるとそこには数時間前と変わらない彼の姿が…

 

いつも起きる時間より早い時間でしたが起床することにして、溜まった仕事を片付けることに。朝食と身支度をすませた頃には陽が出ていたのでつけっぱなしにしていた電気を消し、「この仕事が一区切りついたら実家に非難するか」と考えながら黙々と作業をしていると…

 

彼が突如飛び始めたのです。

 

再びパニックを起こした私は慌てて引き戸を閉めてキッチンへ非難。

混乱しつつも仕事を途中放棄するわけにはいかないので、とりあえずは仕事を終わらせないとと思い引き戸をそーっと開けると、彼は窓に移動していました。

 

その後、なんやかんやあり決着がついたのが午後14時。彼は私が開けた小窓(網戸あり)から自ら出て行ってくれました…

 

こうして我が家に再び平穏が訪れました。

 

ただ、心配なのは網戸には虫対策の隙間テープを貼っていたのにそこから脱出できたということはまた誰かが襲撃してくる可能性があるということ…

そのたびにこんなに疲れ果てるようなら、1人暮らし生活の継続が危ぶまれます。

 

今日の出来事は個人的に衝撃的な事件だったので、長文な上に記事にするにもかなり体力を使いました。ここまで読んでくださった方がいるなら、こんなくだらない話を最後まで読んでくださりありがとうございました。